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【2025年】11月に植えるおすすめ野菜15選|初心者もプランターで!放置OK・冬越し栽培のコツ

11月家庭菜園おすすめのアイキャッチ ガーデニング

秋の深まりとともに、家庭菜園の土もひんやりとしてきました。

「11月から始めても遅いのでは?」そう感じる方も多いかもしれません。

しかし、実は11月こそ家庭菜園の“第二のスタートシーズン”。寒さに強い葉物や根菜、そしてプランターでも手軽に育てられる“ほったらかし野菜”が豊富にある時期です。

虫の被害が減り、水やりも控えめで済むため、初心者でも失敗しにくいのが11月栽培の魅力。特に、ホウレンソウやミズナ、タマネギ、ソラマメなどは、冬を越して春に収穫できる「越冬野菜」として人気が高まっています。

ベランダや玄関先でも栽培できるプランター菜園なら、家の中から成長を眺める楽しみも。

そこでこの記事では、以下の情報を、2025年最新版の栽培情報としてまとめました。

  • 【初心者でも安心】
    11月に植えるおすすめ野菜15選
  • 【放置OK】
    ほったらかしで育つ秋植え野菜ベスト5
  • 【プロが教える】
    防寒・日照・水やりのコツ

まずは自分に合った野菜を選んで、「寒さを味方にする家庭菜園」を始めてみませんか?

【特におすすめの野菜・果物の簡易早見表】

種類難易度収穫時期日照時間適温必要な深さ耐寒性栽培法
ホウレンソウ★☆☆約30〜40日5h以上10〜20℃20cm強いプランター・地植え
ミズナ★☆☆約25日4h以上10〜20℃15cm強いプランター
ラディッシュ★☆☆約20日4h以上15〜20℃15cm普通プランター
タマネギ★★☆翌年5月6h以上10〜20℃15cm強い地植え
ソラマメ★★☆翌年4〜6月6h以上8〜15℃30cm強い地植え
ニンニク★☆☆翌年6月5h以上10〜20℃5cm強い地植え
イチゴ★★☆翌年4〜5月6h以上5〜20℃25cm普通プランター
パセリ★☆☆通年4h以上5〜20℃15cm強いプランター
チャイブ★☆☆通年4h以上5〜25℃20cm強いプランター
家庭菜園を始めるために、
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こちらがおすすめ
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1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月11月12月

  1. 11月の家庭菜園はまだ間に合う!“今が植えどき”な理由
    1. 11月に家庭菜園を始めるメリット(虫が少ない・水やりが楽)
    2. 11月は寒さに強い野菜が育つ季節
    3. 初心者でも育てやすい“越冬型”の野菜とは?
  2. 初心者でも安心!11月に植えるおすすめ野菜15選【プランター別・ほったらかし別で紹介】
    1. 🌿プランターで育てやすい野菜(ホウレンソウ・ミズナ・ラディッシュなど)
    2. 🥕地植え向きの野菜(タマネギ・ソラマメ・ニンニクなど)
    3. 🍓果物・ハーブ類(イチゴ・パセリ・チャイブなど)
  3. 放ったらかしでもOK!手間いらずの秋植え野菜ベスト5
    1. 1.🫛ソラマメ:水やり少なめで越冬可能
    2. 2.🧄ニンニク:植えっぱなしで春収穫
    3. 3.🧅タマネギ:防寒だけでOK
    4. 4.🫛スナップエンドウ:ベランダで簡単
    5. 5.🍃ミズナ:発芽後は放置でも収穫可
  4. 11月家庭菜園の成功ポイント【気温・日照・防寒対策】
    1. 朝晩の冷え込み対策(不織布・簡易トンネル)
    2. 日当たりの確保(ベランダ・南向き配置)
    3. 水やりと追肥の目安(週2〜3回・土が乾いたら)
  5. 10月〜12月の植え付けカレンダー【時期別おすすめリレー栽培】
    1. 時期別おすすめリレー栽培の組み合わせ例
  6. 地域別に見る11月家庭菜園のポイント【暖地・中間地・寒冷地】
    1. 🌸暖地(九州・四国・関西南部など)
    2. 🍃中間地(関東・東海・関西北部など)
    3. ❄️寒冷地(東北・北海道など)
  7. 最新トレンド|サステナブルに楽しむ11月の家庭菜園
    1. ♻️リサイクル資材で育てる「エコプランター菜園」
    2. 💧室内×LEDの「エコライティング菜園」
    3. 🌍家庭菜園×SDGsで“小さな循環”をつくる暮らし
  8. 初心者のよくある質問(FAQ)
  9. まとめ|11月スタートで春が楽しみ!“寒さを味方にする家庭菜園”
    1. この記事を書いた人

11月の家庭菜園はまだ間に合う!“今が植えどき”な理由

「11月から家庭菜園なんて遅いのでは?」と思っている方、実は今こそ始めどきです。

気温が下がるこの時期は、虫や病気が少なく、寒さに強い野菜がよく育つ季節さらに、春の収穫を見据えた「越冬型野菜」の植え付けにも最適なタイミングです。

多くのプロ農家も、10〜11月を「秋植え期」として位置づけており、JAが公開している資料でも「冬越し栽培による春収穫」は安定した成功例として紹介されています。

(参考:JA埼玉中央「菜園の冬越し いろいろな工夫で長く収穫を楽しむ」

また、日中はまだ15℃前後と温かく、発芽温度が10〜20℃の葉物野菜にとっては理想的な環境。朝晩の寒暖差によって甘みが増す野菜も多く、味わいも格段に良くなります。

つまり、11月の家庭菜園は「環境リスクが低く、味も育ちも安定する」、まさに初心者が始めるのに最適な季節なのです。

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

より詳しく11月が家庭菜園にベストな時期だと知っていただくために、以下より以下の3つのポイントを紹介します。

✅11月に家庭菜園を始めるメリット
✅11月は寒さに強い野菜が育つ季節
✅“越冬型”の野菜とは?

自宅で野菜を育てられない方は、
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11月に家庭菜園を始めるメリット(虫が少ない・水やりが楽)

11月の一番のメリットは、虫と雑草が少ないこと。

夏場に悩まされるアブラムシやハダニの発生が落ち着き、無農薬でも栽培しやすくなります。

また、気温が低いため土の乾燥スピードもゆるやかなので、「朝晩の水やりが負担」という方も、週2〜3回のペースで十分管理できます。

ちなみに、農研機構(NARO)の資料によると、秋冬期の葉物野菜は「気温低下による蒸散量減少」が起こり、水分管理が容易になるとのこと。つまり、“放置気味でも枯れにくい季節”なのです。

(出典:農研機構「低根域温度及び低湿度が水稲の水分吸収と成長に及ぼす影響」

忙しい社会人や家族連れでも手軽に始められる――それが、11月の家庭菜園の大きな魅力です。

11月は寒さに強い野菜が育つ季節

この時期に種まき・苗植えが適しているのは、寒さに強く、根を張るタイプの野菜です。代表的なのは以下の通り。

分類野菜名特徴発芽適温収穫時期
葉物・ホウレンソウ
・ミズナ
・コマツナ
寒さで甘み増す10〜20℃約30〜40日後
根菜・ダイコン
・カブ
・ニンニク
越冬で味が締まる12〜18℃翌春〜初夏
豆類・ソラマメ
・サヤエンドウ
冬越しに強い8〜15℃翌年4〜6月

これらの野菜は、低温期でも光合成と根の成長が安定しているため、冬の間ゆっくりと体力を蓄え、春には一気に生長します。また、寒さによるストレスが糖分を増やし、甘みや旨みが増す点も特徴です。

初心者でも育てやすい“越冬型”の野菜とは?

“越冬型野菜”とは、冬の低温を乗り越え、翌春に収穫できる野菜のこと。タマネギ・ソラマメ・ニンニクなどが代表的です。

初心者におすすめの理由は以下の3つです。

  1. 一度植えると世話が少なく「ほったらかしでも育つ」
  2. 気温変化に強く、冬の寒風にも負けにくい
  3. プランターでもOK(根が深い品種は深型容器を選ぶ)

また、農家の間では「冬の寒さがタマネギの球を締め、甘みを引き出す」と言われています。寒さを“敵”ではなく“味方”にできるのが、越冬型野菜の最大の魅力です。

初心者でも安心!11月に植えるおすすめ野菜15選【プランター別・ほったらかし別で紹介】

11月は寒さが増していく時期ですが、実は冬越しを見据えた野菜の植え付けチャンスです。

虫の発生も少なく、日照時間が短い分、植物はゆっくりと根を張って春に備えます。

ここでは、初心者でも失敗しにくいおすすめ野菜を「プランター向け」「地植え向け」「果物・ハーブ類」に分けて紹介します。

🌿プランターで育てやすい野菜(ホウレンソウ・ミズナ・ラディッシュなど)

プランターでおすすめの11月野菜

ベランダや玄関先でも始めやすいのがプランター菜園です。

特に11月は次のような葉物野菜が中心になります。

おすすめの野菜収穫期間の目安日照時間適切な温度必要な深さおすすめの栽培方法
ホウレンソウ約30〜40日5時間以上発芽15℃前後、生育10〜20℃約20cm以上(中型プランター)深型プランターで密植。寒さで甘みUP
ミズナ約25〜30日4時間以上10〜20℃約15〜20cm浅型でもOK。株間を広げ長期収穫可
ラディッシュ約20〜25日4時間以上15〜20℃約15cm浅型で十分。水やり少なめでOK
コマツナ約30日4時間以上15℃前後約15cm小型プランターで間引き収穫が簡単
リーフレタス約40日5時間以上10〜18℃約18〜20cm中型プランター。定期的な外葉収穫
育て方のポイント
  • プランターは深さ20cm以上のものを使用する
  • 11月は日当たりの良い南向きを選ぶ
  • 土が乾きにくい季節なので、水のやり過ぎに注意する
  • 寒さ対策に不織布カバーや透明ビニールを使う
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

「寒くて屋外管理が大変」という方は、室内の明るい窓際で育てるミニ菜園や、水耕栽培もおすすめです。

🥕地植え向きの野菜(タマネギ・ソラマメ・ニンニクなど)

地植え野菜の11月おすすめ

11月は、春に向けた下表のような「越冬野菜」の植え付けが最適です。

地中温度が安定しているため、根をしっかり張ることができます。

おすすめの野菜収穫期間の目安日照時間適切な温度必要な深さおすすめの栽培方法
タマネギ翌年5〜6月6時間以上発芽15℃、生育10〜20℃約10〜15cm(苗植え)地植えでマルチング必須。根を深く張らせる
ソラマメ翌年4〜6月6時間以上8〜15℃約30cm(根張り深い)畝を高くし、支柱を立てて越冬管理
ニンニク翌年6月5時間以上10〜20℃約5cm(球根埋没)植えっぱなしでOK。排水性を重視
サヤエンドウ翌年4〜5月5時間以上10〜18℃約25cm支柱を立て、越冬後に春伸長。風避けも効果的
ネギ(ワケギ)翌年3〜5月5時間以上10〜20℃約20cm畝幅広めで連作可。再生栽培も可能
育て方のポイント
  • 畝(うね)を高くして排水性を良くする
  • 寒冷地ではマルチングを施して地温を確保する
  • 定植後は根が定着するまで軽く水やりをする
PLANTISTA担当者
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地植え野菜の最大のコツは“冬の準備”です。11月中に根を張らせておくことで、春の生長が格段に違います。

🍓果物・ハーブ類(イチゴ・パセリ・チャイブなど)

11月におすすめのイチゴ栽培

果物やハーブも11月植え付けの好機です。

寒さに強く、プランターでも楽しめる種類を選びましょう。

おすすめの果物・ハーブ収穫期間の目安日照時間適切な温度必要な深さおすすめの栽培方法
イチゴ翌年4〜5月6時間以上5〜20℃約25cm(根が浅め)プランターでも可。寒さに当たると花芽が育つ
パセリ通年4時間以上5〜20℃約15cm浅型プランター。霜除けで冬も元気
チャイブ通年4時間以上5〜25℃約20cm寒さに強い多年草。株分けで再生可能
ローズマリー通年5時間以上10〜25℃約25〜30cm深型鉢推奨。根腐れ防止で長持ち
タイム通年4時間以上5〜20℃約15cm浅型で十分。乾燥気味を好む
育て方のポイント
  • プランターでも十分育てられる
  • 冷え込みが厳しい日は、室内へ取り込むか簡易ビニール温室で保護する
  • 果物系は水はけを良くし、ハーブは風通しを重視する

放ったらかしでもOK!手間いらずの秋植え野菜ベスト5

11月は寒さが進む季節ですが、実は手間をかけずに育てられる「放置系の秋植え野菜」が充実しています。虫が少なく、水やり頻度も減るこの時期は、忙しい人や家庭菜園初心者にもぴったり。

ここでは、越冬して春においしく育つ代表的な5種類を紹介します。

1.🫛ソラマメ:水やり少なめで越冬可能

11月におすすめのソラマメ

ソラマメは、冬を越して春に一気に実をつける強靭な耐寒野菜です。

根を深く張るため、水やりは少なめでOK。寒さで成長を止める間に根が丈夫になり、翌年の豊作につながります。

初心者でも「植えて放置」で立派な収穫が期待できます。

おすすめの人
  • 冬の間は手間をかけたくない人
  • ベランダよりも地植え中心で育てたい人
  • 春に豆の収穫を楽しみたい人
項目内容
発芽〜収穫の目安約180日(翌年4〜6月)
適温8〜15℃
日照時間6時間以上
必要な深さ約30cm(根が深く張る)
育て方のポイント苗を植えて放置OK。
霜が強い地域は不織布で保護。
支柱で風対策を。

参考1:農畜産業振興機構「そらまめ」
参考2:農林水産省「第4節 そらまめ(PDF)」

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

冬の間は“育たない”のではなく、“力を溜めている”時期。気長に見守るのが成功の秘訣です。

2.🧄ニンニク:植えっぱなしで春収穫

11月におすすめのニンニク

ニンニクは、植えたら半年ほぼ放置でOKの代表格。地中でゆっくり成長するため、霜や寒風にも強く、冬の家庭菜園に最適です。

水やりも不要で、忙しい方でも簡単に楽しめます。

おすすめの人
  • 「植えて放置」で楽しみたい人
  • 寒冷地でも育てやすい野菜を探している人
  • 自家製ニンニクで料理を楽しみたい人
項目内容
発芽〜収穫の目安約200日(翌年6月頃)
適温10〜20℃
日照時間5時間以上
必要な深さ約5cm(球根の高さ×2倍)
育て方のポイント土に押し込むだけ。
排水性の良い土を使い、肥料は控えめに。

参考1:農畜産業振興機構「にんにく」
参考2:厚生労働省「海外の情報|ニンニク」

PLANTISTA担当者
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“放置しても育つ”は本当です。むしろ構いすぎると根腐れしやすいので要注意

3.🧅タマネギ:防寒だけでOK

11月におすすめのスナップエンドウ

タマネギは寒さに強く、防寒対策だけで育つ越冬野菜。冬の間はほぼ成長を止めますが、春になると一気に葉が伸び、しっかりとした玉ができます。

霜よけとマルチングだけで、追肥や水やりも最小限で済みます。

おすすめの人
  • 畑や庭で長期栽培を楽しみたい人
  • 手入れが苦手でも収穫を楽しみたい人
  • 甘くて保存の効く野菜を育てたい人
項目内容
発芽〜収穫の目安約180〜200日(翌年5〜6月)
適温10〜20℃
日照時間6時間以上
必要な深さ約10〜15cm
育て方のポイント苗を植えたら、ワラやマルチで覆う。
寒風対策に不織布が効果的。

参考1:農畜産業振興機構「たまねぎ」
参考2:J-Stage「タマネギにおける秋播きと春播きの生育様相の違いがりん茎重に及ぼす影響」

PLANTISTA担当者
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冬に枯れたように見えても大丈夫。春に見事に復活します!

4.🫛スナップエンドウ:ベランダで簡単

11月におすすめのスナップエンドウ

スナップエンドウはプランターでも楽しめるツル性の人気野菜。寒さで花芽が鍛えられるため、11月に植えると春に実がたくさんつきます。

支柱を立ててツルを誘導するだけで、手間いらずのベランダ菜園が完成。

おすすめの人
  • ベランダで家庭菜園を始めたい人
  • 見た目も可愛い野菜を育てたい人
  • 支柱設置など軽作業を楽しめる人
項目内容
発芽〜収穫の目安約150日(翌年4〜5月)
適温10〜18℃
日照時間5時間以上
必要な深さ約25cm
育て方のポイントプランターOK。
支柱ネットを立てて誘引。
冬は霜よけを軽くかけるだけ。

参考1:農畜産業振興機構「JAたまな 荒尾地区(スナップえんどう)」
参考2:農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)「無加温ハウスにおけるスナップエンドウの越冬2季どり栽培」

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

可愛い白い花が咲く姿も楽しめます。春の朝採れスナップエンドウは格別!実際に私も11月に育て始めました。

スナップエンドウの成長記録

5.🍃ミズナ:発芽後は放置でも収穫可

11月におすすめのミズナ

ミズナは寒さに強く、プランターでも簡単に育つ葉物。発芽さえすれば、その後はほぼ放置で収穫できます。

虫の被害が少なく、根を残せば何度も再生する“リピート野菜”として人気です。

おすすめの人
  • 家の中やベランダで簡単に育てたい人
  • サラダや鍋料理を自家野菜で楽しみたい人
  • 忙しいけれど“収穫の喜び”を味わいたい人
項目内容
発芽〜収穫の目安約25〜30日
適温10〜20℃
日照時間4時間以上
必要な深さ約15cm
育て方のポイント種をまいて間引くだけ。
切り株を残すと再生して長く楽しめる。

参考1:農畜産業振興機構「みずな」
参考2:農林水産省「みずな」

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

鍋にもサラダにも大活躍。寒さで甘みが増し、冬の食卓が一段と楽しくなります!

11月家庭菜園の成功ポイント【気温・日照・防寒対策】

秋の終わりから冬にかけては、日照時間が短く、朝晩の冷え込みも厳しくなる時期。この時期に野菜を健康に育てるためには、「防寒」「光」「水分管理」の3つを意識することがポイントです。

ちょっとした工夫で、冬を乗り越えて春においしい収穫を迎えられます。

朝晩の冷え込み対策(不織布・簡易トンネル)

11月以降の家庭菜園で最も注意すべきは、朝晩の冷え込みと霜害です。

特に、気温が5℃を下回る地域では、根や葉が凍結して生育が止まることもあります。

しかし、不織布や簡易トンネルを使うだけで、地温を+2〜5℃キープでき、越冬成功率が大きく上がります。

まず、不織布カバーは通気性・透光性・保温性のバランスが取れた万能アイテム。農林水産省の資料でも「低温期における地温維持に有効」とされ、夜間の放射冷却による霜焼けを防げます。朝になったら端を開けて換気し、日中は日光をしっかり当てることが重要です。

(参考:農林水産省「べたがけ資材の被覆方法」

一方、簡易トンネルは不織布やビニールをアーチ状にかける方法で、地温を約3〜4℃上げ、風による乾燥からも守ります。ホームセンターや100円ショップでも材料が揃うため、初心者でも簡単に設置可能です。

日当たりの確保(ベランダ・南向き配置)

11月〜1月にかけては、日照時間が年間で最も短くなる時期。植物は光合成が減ると栄養を作れず、生育不良・徒長・病害リスクが高まります。

そのため、家庭菜園では「いかに日照を確保するか」が最大のポイントになります。

特に、ベランダや屋上栽培では“南向き配置”が鉄則です。太陽の角度が低くなる冬は、朝の光を取り入れる「東南〜南向き」が理想。壁際やフェンス下では影が伸びやすいので、鉢やプランターの高さを変えて段差配置にすると効果的です。

また、白い壁・アルミシート・銀マルチを活用すると、反射光で光量を約15〜30%補えます。特にリーフレタスやホウレンソウなどの葉物は、光が均等に当たると糖度と色味が向上するため、配置に工夫するだけで品質が変わります。

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

光が足りない場合は、LEDライトでカバーするのも有効です。花の情報ですが、農研機構の調査では、日没後のLEDの加温や光照射で成長しやすくなるという報告もあります。

(参考:農研機能「日没後(EOD)の加温や光照射による花きの省エネルギー生産技術」

水やりと追肥の目安(週2〜3回・土が乾いたら)

冬の家庭菜園で失敗が多いのが、水の与えすぎと肥料のやりすぎです。

11月以降は気温が低く蒸発量も減るため、夏と同じペースで水を与えると根腐れを起こしやすい時期になります。

基本は「土が乾いたら朝に水やり」が原則。夜間の潅水は凍結の原因となるため避けましょう。

具体的には、週2〜3回程度、土の表面が白く乾いてからが目安。葉菜類(ミズナ・ホウレンソウなど)は乾燥に強いので控えめでOKですが、根菜類(ニンニク・タマネギ)は根の発達に水が必要なため、乾きすぎには注意します。

なお、追肥のタイミングは2〜3週間に1回、液肥を薄めて与えるのが理想です。気温10℃以下では吸収力が低下するため、濃い肥料を与えると「肥料焼け」を起こす恐れがあります。

PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

成長が止まっているように見える時期でも、根はゆっくり養分を吸っています。

10月〜12月の植え付けカレンダー【時期別おすすめリレー栽培】

11月は「冬野菜のスタート期」と「秋作の締めくくり期」が重なる、まさにリレー栽培の好機です。

秋の終わりに植えて冬を越す「越冬型」と、寒さに強い「冬どり型」を上手に組み合わせることで、家庭菜園を“途切れない収穫サイクル”にできます。

ここでは、10月・11月・12月ごとの植え付けカレンダーを紹介します。(今の季節をクリックしてみてください)

野菜名収穫時期の目安日照時間適温(℃)栽培方法必要な深さポイント
ホウレンソウ約40〜50日5〜6時間15〜20℃プランター・地植え両方OK2cm日中20℃超なら遮光を。発芽後は間引きを忘れずに。
ミズナ約45日4〜6時間10〜20℃プランター向き1cm連作OK。寒さに強く、初心者でも安心。
ニンニク翌年5〜6月5時間以上15〜25℃地植え推奨5cm一度植えれば春まで放置OK。日当たり重視。
ソラマメ翌年5月5〜6時間10〜20℃地植え3〜5cm種を横向きに植えると発芽が安定。
タマネギ翌年5〜6月6時間以上10〜20℃地植え・プランター可2cm苗は根を折らずに植えること。
野菜名収穫時期の目安日照時間適温(℃)栽培方法必要な深さポイント
ラディッシュ(はつか大根)約25〜30日4〜5時間10〜20℃プランターOK1.5cm30日で収穫可。スピード栽培に最適。
コマツナ約35〜45日5時間以上10〜20℃プランター・地植え両方OK1cm冬でも育ちやすく、連作障害に強い。
パセリ翌年5月〜5〜6時間15〜25℃プランター1cm冬越しOK。切り戻しで長期収穫。
チャイブ翌年春〜秋4〜6時間10〜25℃プランター1cm冷えに強く、薬味にも使える。
イチゴ翌年春6時間以上5〜20℃プランター・吊り鉢OK5cm苗のクラウン(株元)は埋めすぎ注意。
野菜名収穫時期の目安日照時間適温(℃)栽培方法必要な深さポイント
ソラマメ翌年5月5時間以上5〜15℃地植え3〜5cm越冬期は生育停滞。防寒で春の発芽が安定。
ニンニク翌年5〜6月5時間以上10〜15℃地植え5cm寒さで根が強く育つ。水やりは控えめに。
タマネギ(苗移植)翌年5月6時間以上5〜15℃地植え2cm寒さで甘みアップ。霜柱対策にマルチが有効。
チンゲンサイ約40〜50日4〜6時間10〜20℃プランターOK1cm生育は遅め。防寒シートで葉色を保つ。
パクチー約40〜60日4〜5時間10〜25℃プランター1cm寒さで香りが強まる。室内窓辺でも栽培可。

時期別おすすめリレー栽培の組み合わせ例

第1弾
(10月植え)
第2弾
(11月植え)
第3弾
(12月植え)
収穫サイクル
ホウレンソウコマツナソラマメ10月〜翌5月まで連続収穫
ミズナラディッシュパセリ11月〜翌6月まで楽しめる
ニンニクタマネギパクチー春〜初夏にかけてリレー収穫
イチゴチャイブミズナ冬の観賞+春の収穫に最適
コマツナチンゲンサイソラマメベランダでも年内連続栽培OK
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

冬野菜は“急成長”より“じっくり根を育てる”期間。秋にまいた種が春に芽吹くと、季節のリズムを実感できます。

地域別に見る11月家庭菜園のポイント【暖地・中間地・寒冷地】

11月の家庭菜園は、「地域ごとの気温差」を意識することで成功率が大きく変わります。

同じ野菜でも、暖地と寒冷地では発芽タイミングや防寒対策の必要度がまったく異なるため、気象条件に合わせた管理が欠かせません。

ここでは、暖地・中間地・寒冷地の3区分に分けて、家庭菜園での注意点とおすすめ栽培方法を紹介します。

(参考:気象庁「過去の気象データ検索」

🌸暖地(九州・四国・関西南部など)

項目内容
平均最低気温8〜12℃
霜の開始時期12月上旬〜
特徴日中15℃以上を保てるため発芽率が高く、地植えも可能
おすすめ野菜ホウレンソウ・ミズナ・ラディッシュ・リーフレタス
ポイント
  • 霜が降りる前に根を張らせておくと、翌春まで安定して育つ
  • 防寒対策は不要な地域も多く、「風通し」と「排水性」を重視
  • 発芽率が落ちやすい12月以降はポット苗の併用がおすすめ
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

夜間の気温が10℃を下回る日が続くときは、不織布を1枚かけて保温。日中は外して換気すると病気を防げます。

参考1:NARO「暖地における冬作の有機栽培」
参考2:気象庁「九州南部の平年の天候」

🍃中間地(関東・東海・関西北部など)

項目内容
平均最低気温5〜8℃
霜の開始時期11月下旬〜
特徴寒暖差が大きく、昼夜の温度管理が重要
おすすめ野菜ソラマメ・タマネギ・コマツナ・スナップエンドウ
ポイント
  • 発芽温度を確保するために透明ビニールトンネルを活用
  • 霜柱で根が浮きやすいため、軽く土寄せして固定
  • 水やりは週2〜3回、朝方に行い凍結を防ぐ
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

中間地では「11月上旬に定植→12月上旬に不織布保温→春に収穫」がベスト。発芽率・糖度・色づきのバランスが最も良くなります。

参考1:気象庁「関東甲信地方の天候の特性」
参考2:気象庁「近畿地方の平年の天候」

❄️寒冷地(東北・北海道など)

項目内容
平均最低気温0〜5℃
霜の開始時期11月中旬〜
特徴露地栽培では凍結リスクが高く、室内・温室栽培が中心
おすすめ野菜ベビーリーフ・チャイブ・パセリ・室内ハーブ類
ポイント
  • プランターや水耕栽培で室内の窓際(10℃以上)で管理
  • LEDライトで日照を補うと冬でも生育が安定
  • 屋外ではマルチング・トンネル・二重不織布など多層防寒を徹底
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

北海道・帯広市では、発泡スチロール箱+透明カバーでベビーリーフを越冬させる家庭菜園が人気。日中の太陽熱を逃さない工夫で、冬でも新鮮な葉物が楽しめます。

(参考:気象庁「北海道地方の天候の特徴」

最新トレンド|サステナブルに楽しむ11月の家庭菜園

最近の家庭菜園では、「育てて食べる」だけでなく、地球環境にやさしい“サステナブルな栽培スタイル”が注目されています。

11月は気温が安定し、ゆっくり成長するため、リサイクル資材や自然由来の肥料を活用するのにぴったりの季節です。

ここでは、今すぐ取り入れられる3つの最新トレンドを紹介します。

♻️リサイクル資材で育てる「エコプランター菜園」

家庭にある空き容器を再利用して、環境負荷を抑えながら野菜を育てる方法が人気です。

牛乳パックやペットボトル、発泡スチロール箱などを使えば、資源の再利用+初心者向け低コスト栽培が実現できます。

エコプランターの例
  • 牛乳パック+ベビーリーフ
    → 約20日で収穫
  • ペットボトル+ミズナ
    → 発芽後は窓際で水耕栽培
  • 発泡スチロール箱+土+ワラマルチ
    → 保温性抜群で冬野菜にも最適

通気穴と排水穴をしっかり空けることで根腐れを防ぎます。

💧室内×LEDの「エコライティング菜園」

都市部やマンションでも、LEDライトを活用したプランター栽培が急増しています。

11月以降は日照時間が短くなるため、光合成を補う人工照明を使うと発芽率が安定し、緑も鮮やかに育ちます。

エコライティング菜園のポイント
  • 目安照度
    2,000〜3,000ルクス(白色LED)
  • 点灯時間
    1日12〜14時間
  • 対応野菜
    リーフレタス・パセリ・バジル・チャイブなど

また、自宅に庭がないという方は、以下の記事でおすすめの家庭菜園スタイルを解説しています。

🌍家庭菜園×SDGsで“小さな循環”をつくる暮らし

環境省が推奨する「食品ロス削減・ごみゼロ運動」にも、家庭菜園は直結します。

生ごみを堆肥に変えるコンポスト栽培や、雨水を再利用した再生型水やりは、11月から始めるのに最適です。

エコプランターの例
  • 生ごみコンポスト
    落ち葉や米ぬかを混ぜると発酵が安定
  • 雨水再利用
    ベランダ雨どいにタンクを設置して散水に活用
  • プランター土の再利用
    使い終えた培養土を太陽光消毒でリフレッシュ
PLANTISTA担当者
PLANTISTA担当者

生ごみのコンポストは、自治体によって助成金が出る場合もあります!数千円から数万円をお得にできる場合もあるため、お住まいの地域の助成金をチェックしてみてください。

初心者のよくある質問(FAQ)

Q
11月に種をまく野菜は?
A

11月は寒さに強い「コマツナ」「ミズナ」「ラディッシュ」などが最適です。これらは発芽温度が10〜20℃と低く、短期間で収穫できるのが特長。防虫ネットや不織布で保温すれば、ベランダ菜園でも安定して育ちます。初心者でも失敗が少ない時期です。

Q
11月中旬に収穫できる野菜は?
A

10月上旬〜中旬にまいた「ラディッシュ」「ミズナ」「ホウレンソウ」は、11月中旬にちょうど収穫期を迎えます。特にラディッシュは種まきから約25日で収穫可能。日照が少ない場合は、午前中だけでも日光を当てると色づきがよくなります。

Q
放置でも育つ野菜は?
A

「ニンニク」「ソラマメ」「パセリ」などは、放置しても丈夫に育つ定番野菜です。とくにニンニクは、植え付け後はほぼ水やり不要で春まで管理も簡単。寒さに当たることで甘みが増すため、手間をかけずにおいしい収穫を楽しめます。

Q
11月から育てるおすすめ植物・果物は?
A

果物では「イチゴ」や「レモン(鉢植え)」が人気です。植物では「チャイブ」「パセリ」「ローズマリー」などのハーブ類が育てやすいです。寒さに強く、冬の間も室内や軒下で成長を続けます。春先に花や実をつける楽しみもあります。

まとめ|11月スタートで春が楽しみ!“寒さを味方にする家庭菜園”

11月の家庭菜園は、「もう遅いかな?」と思われがちですが、実は春を先取りできるベストシーズンです。寒さをうまく味方につければ、病害虫の被害が少なく、根がしっかり育ちやすいというメリットもあります。

不織布での防寒、南向き配置での日照確保、週2〜3回の水やり。この3つの基本を押さえるだけで、ソラマメやニンニク、スナップエンドウなども見事に越冬し、春には青々とした葉と実をつけてくれます。

「世話いらずの秋植え野菜」から始めれば、忙しい人でも失敗が少なく、
ベランダや小さなプランターでも“冬でも緑を楽しめる暮らし”が実現します。

🌱寒さを恐れず、今こそ一歩を。
今日植えた一粒の種が、春の食卓を豊かに彩ってくれるはずです。

この記事を書いた人

【上野 海|PLANTISTA担当者】

水耕栽培・土耕栽培歴1年。オリジナルのDIYプランターなどを活用しつつ、ガーデニングの楽しさや魅力を発信しています。(SNSも運用中:X(Twitter)

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